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2011年05月 アーカイブ

美容外科選びは大切

「まぶたの縁が内側にそってしまって、目の表面を刺激するような状態のことです」


「本当ですか。やっぱり糸は取ったほうがいいのでしょうか」


・・・と、また繰り返しの質問になったので、そろそろ打ち切らなければならないと思い、


「実際に診察してみませんと、何とも電話だけでは最終的なことはお答えできません。


私のところを受診されてもよいですし、数軒、いままで以外の他の美容外科医を受診されることをお勧めしますが」


「そうですか・・・先生には失礼になるかもしれませんが・・・遠いので・・・


私の近くの誰か数人信頼おける先生を紹介してくれませんか」


「ああ、いいですよ」


・・・と言いながら、内心やれやれと思ったそうです。


かなり神経質な患者さんのようで、医師のところに来ても手こずるのではないかと思ったからです。


しかし神経質になる理由は十分あります。


・・・というのは以前にも、いわゆるクイック法で手術されて困っている人を数多く診察しているからです。


たとえば26歳の女性。


「4年前にB美容外科でクイック法で二重にした。間もなく元に戻ってしまった。


2年前にD美容外科でクイック法で再手術。数ヵ月後、左が消えかかったので再手術して糸を追加した。


現在、両方ともはっきりしない二重で、右は幅が狭い。


左は不自然な感じで、朝になると二重の線に段差ができる。


とくに外側が垂れ下がってきた感じがする。左の不自然な感じをなくし、両方ともはっきりした二重にしたい」


・・・というのが初診内容でした。


レーザー シミ治療などを行う美容皮膚科とは違い、美容外科にはこうした相談が跡をたたないそうです。


慎重に考えてから実行したいものですね。

重瞼術は奥が深い

日本で重瞼術が一番頻度の高い美容外科手術です。


歴史的に1926(大正15)年に内田孝蔵先生が重瞼術の論文を発表しています。


戦後、西洋へのあこがれが女性の容姿に大いに影響して、この手術を盛んにし、現在でもその勢いは衰えていません。


過去少なくても70年近くは実施されている手術なのに、おもしろいことに、あるいは不思議なことに、いまだに確立していない手術でもあります。


・・・つまり重瞼術にはいろいろなやり方があります。


手術法の細かい違いを含めると、100人美容外科医がいたら100通りの重瞼術があるといっても過言でないほど、各美容外科医によってその手術法は違っているのです。


日本の美容外科は「二重に始まって、二重に終わる」と言われるほど・・・


重瞼術は奥が深く、いまだによく分かっていない、あるいは解決されていない部分が残されている手術なのです。


しみの治療などは美容皮膚科ですので、そのあたりは間違えないようにしましょう。

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