二重手術の失敗例
「いや、いま言ったように、取れる場合もあるし、取れない場合もあるので、手術してみないと何とも言えません。
意外とむずかしいですよ、二重の手術の後の糸取りは。
時には不可能の場合もあります。糸がきわめて細いですからね」
「このつっぱりはずっと続くのですか」
「それも何とも言えません。術後もう・・・7ヵ月ですか、最後にやった手術から?」
「そのくらいです」
「術後7ヵ月たっていると、ふつうは手術した周囲の組織はかなり元に戻って、つっぱりも少なくなっていると思うんですよ。
でも、それ以前に4回、全部ですでに5回も同じ場所を手術しているようですから、1回目のようにはいかないでしょう。
つまり手術はすればするほど傷跡のため、まわりの組織は複雑になってしまいますから、つっぱりが長引くということは考えられますね」
「じゃ、糸はやっぱりいますぐに取ったほうがいいんですか」
「それも、いま気にされているつっぱりがどの程度のものなのか・・・
たとえばコンピュータi関係の仕事で目を酷使せざるをえず、うっとうしくて仕事にさしつかえるほどのつっぱりなら、いま取ったほうがいいでしょうし。
ときどき思い出したようにつっぱるのだったら、しばらくようすを見るのがいいでしょうし」
・・・と、つっぱりでどのくらい困っているのかが分からないので、曖昧に答えると、
「どのくらいようすを見ればいいのですか」
と質問されたそうです。
・・・こうした外科手術は、美容皮膚科のかんぱん レーザー治療のように簡単なものではありません。
よく考えてから実行に移しましょう。